コスプレ撮影防寒対策 5選【雪・極寒ロケ】【男装向け】

寒いのが嫌すぎて、とにかく寒さを防ぐことに全力を注いでいるコスプレイヤーです。じりじりと寒さ対策を突き詰めて、これならいけるだろうと固まった方法5つをまとめてみました。(もう春ですが…!!)

防寒対策は、いかに重ねた空気の層で外気(冷気)から体・肌を守るか、に尽きます。その段階が寒さによって変わってくるのかな、ということを以下にまとめました。

第一段階でも普通のちょっと寒いスタジオ程度なら乗り越えられますし、全盛りで行けば極寒期の外ロケでもなんとでもなる(たぶん)ので、やりやすい方法だけでも拾ってご活用いただければ幸いです。

※参考商品は参考用なので、近所のドラッグストアとかで買うのが安いと思います!w

目次

空気の層を重ねる

防寒において重要なことは、冷気から肌を守ること。

というと、厚着をすれば良いと思いがちですが、実は分厚い位置枚を着るよりも、薄い空気の層を何枚も重ねる方が暖かいんだそう(私の体感的にもそうです)。

なので、寒いなと感じたら薄手のヒートテック等の温感インナーをまずは複数枚重ねます。タンクトップ+薄手ヒートテック+もう一枚、スパッツも二枚重ねるなどです。

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要所を温める

重ね着を何層も重ねて、まだ寒い。となると、今度は要所を温めるというのが大事です。

要所というのは、太い血管が走っている場所や、端的に昔から冷やしてはいけないと言われている場所ですね。首、手首足首、両脇や足の付根、腹部や腰など。

これらを守るには、該当箇所に起毛系の布を当てる、あるいはカイロなどの発熱アイテムを貼る方法になると思います。

暖かい生地を仕込む

コスプレの場合、衣装的にインナーを着ることも難しい場合が多いですよね。そういう時は、そこにあるパーツの内側にフリースを貼ったり(その時だけ、両面で貼り付けるのでも全然OK!)、薄い布を1枚を足すだけでも全然変わってくるので、ぜひ試してみてほしいです。

これはタートルのフリースを袖を切り落として中に着込んで、真冬にノースリで海辺撮影した写真です。寒かったけど、カイロとフリースで乗り切った思い出…☃ 今なら手首パーツにも温熱シートやフリースを仕込んだなぁと思います。

カイロを活用する

貼るカイロ

貼る場所があるなら、圧倒的に便利なのはやっぱり貼るカイロです。前述の「要所」には貼れるかぎり貼ります。

優先順は、

首・背中>腰・腹部>脇・両足付け根>手首足首

という感じです。効果順というよりは、貼りやすさ順かな…笑 寒いと強張りやすい場所がある人は、そこから貼ってあげると体が楽に感じるんじゃないかな?

しっかり温度が上がるので、肌に近すぎないこと、貼りすぎてのぼせないようにすることに注意!

貼らないカイロ

貼るカイロを貼りまくっていると忘れがちなんですが、手に持つタイプのカイロもぜひ忘れず携帯いただきたい

どこかに差し込んでこっそりと持っておけば、その部位が冷えないだけじゃなく、カメラマンのチェック待ちや移動中などに手を温めて体力回復がはかれます。

温熱シート

カイロは圧倒的に便利&暖かいですが、熱くなりすぎてしまう場合や、帰りに剥がせないような時は、肩こり用などの温熱シートがおすすめです。

これ↓は差し入れで頂いてから活用している「じんわり暖かくなる温熱シート」。極寒の地(雪ロケなど)では少々力不足と思いますが、カイロではやりすぎだけどインナーだけでは冷えてしまう、というそれなりに寒い室内などで強力な味方になります。5〜8時間持続なので、撮影時間的にもちょうど良し。

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最終兵器、股間を温める

ここでちょっと引かれそうだけどオススメしたいのが、股間を温めること。

よもぎ蒸しなどでも例があるように、これは意外とメジャーな健康法です!!! でも股間にカイロ貼るといいよ〜って言うと皆ドン引きするんですよね…笑。いや、わかる。私も最初に聞いた時は「なんて?」てなりました。これを教えてくれたのは着付け教室でご一緒した年上のお姉様で、真冬の大阪駅で寒い寒い騒いでいたら、こそっと教えてくれた思い出です…

でもこれはガチ。カイロでも、あたたかシートでも良いので、利用すると寒くてこわばっている体が緩むというか、ほんとうに断然暖かいのでぜひお試しください。

めちゃくちゃ寒いロケ時には、私もしれっとやってました。(自分の場合、スパッツも複数重ねてるので熱すぎる問題はなかったです)

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強力アイテムを使う

ヒートテックを重ね、カイロを貼って、それでもなんだか不安、物足りない! 厳寒期の外ロケで万全を期したい! という方。より強力なアイテムを投入する段階です。

ダウン投入

まずオススメなのがユニクロの「ウルトラライトダウン」など、薄手のダウンやキルトのベストを中に着てしまう方法。これは前開きタイプなので、衣装デザインが詰め襟タイプであればベストを上まで留めて、Vや開いた襟元であれば適当なところまで開いて(場合によっては前を全部開いて着用しても◎)着用すれば、かなり幅広い衣装に対応可能なのも良いところ。

ウルトラライトと名がつくだけあって、他のインナー類よりダントツで保温力があり、薄く軽い。少しは膨らみますが、それが許容できる衣装なら本当にオススメです。男装の場合、これで胸板が厚くなるのはむしろプラスポイント。体系補正をしながら防寒対策ができます。

和装やロングタイプの衣装であれば、その上からさらに同種のロングや長袖タイプを重ねるのもアリです。薄手のダウンを二枚重ねれば正直下手なアウターより暖かいので、まぁまぁな環境でも凍えずに過ごせます。

この3例は全部和装ですが、中にヒートテック重ね着+ベスト+ロングタイプのウルトラライトダウンを着込んでいます。男装で和装の場合、全体的に恰幅が良い方が綺麗に見えるので重ね着をできるだけした方がかっこよく見えるんですよね。

着る毛布

ダウンは着づらい、またはしっかり手首足首まで覆う強いアイテムが欲しい…という方には、商品名的には「着る毛布」などと言われる分厚い起毛タイプのインナーがおすすめです。ヒートテックの超極暖より暖かい! 襟元もタイプが色々あるので衣装に合わせて選べます。

厚みはそれなりにあるので(厚めのバスタオルくらいのイメージかも)、ウルトラライトダウンよりは響かないとはいえ、それなりに膨らみます。ぴっちり系の衣装などでは採用できませんが、隙間が少ない状態でしっかり冷気から肌を守ってくれるので防寒対策としてはかなり強力です。

上下で着てカイロを仕込めば逆に暑すぎる場合もあるので、これの出番がくるのは本当に厳寒期の外くらいかなと思います。

濡れない・濡らさない

外、雪ロケなどの場合の対策ですが、防寒というよりもう防水ですね。先手必勝で、とにかく濡らさないというのが最重要です。

極寒の地、一度濡れればそこから体温が根こそぎ奪われていきます。濡れたら試合終了。ゆえに、その前に万全を期して挑む必要があります。

アウターや靴に防水対策をするのはもちろんですが、ぜひ採用してほしいのが手袋や靴下の中にビニールを仕込んでおく方法。これはアイラップがおすすめだそうです。

万全を期しても、雪を触ったり、移動中に靴の口側から雪が入り込んだりしてどうしても防ぎきれない浸雪(水)はあります。それに対策しておけると本当に安心です。

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体を動かしておく

これは防寒対策というか、最後におまけ的な話なんですが、撮影前に準備運動をすると、全体がぽかぽか温まり、体自体が強張りも取れて動きやすくなってポーズや表情も作りやすくなります。

緊張しても寒くても、体ってぎゅっと内側に閉じてくるじゃないですか。体を伸ばしたり、軽く動かすことでそれをオープンな状態にできます。立ったままの屈伸や脇を伸ばす運動だけでもかなり変わってきますよ〜。

終わりに、動画もどうぞ

以上、私の防寒対策でした。

同じような内容+αを動画↓でも喋ってるので、良かったら聞き流しにどうぞ!

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